2021.2

お守り

寺社に参拝した際、お守りを頂かれたことのある方は少なくないと思います。ただ、これらは製作されたときからお守りだったわけではありません。

お守りとなるには、神仏の前で祈願する必要があります。この儀式は「お性根入れ(おしょうねいれ)」、「開眼(かいげん)」などと呼ばれています。神仏の力をお守りに宿らせるという儀式です。

多くのお守りには寺社名が記されているので、それがどこのものかは意識しやすいと思います。一方、何の神仏のお守りなのかということは分かりにくいかもしれません。

ですが、お守りの成り立ちを考えると、どの神仏のものなのか知っておいたほうが良いかと思います。